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zoom RSS 青函連絡船の思い出と我が人生航路 395

<<   作成日時 : 2017/04/02 15:41   >>

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         寒冷地仕様


近ごろの車はずいぶんデラックスになり、ほとんどの装備品が標準装備となっている。しかし大衆車の登場した昭和40年初めから50年代にかけ貧弱で、高級車など別にすればエアコンやカーステレオはオプションが主だった。


当時から北海道価格というのがあり、一般小売価格よりかなり高価に設定されていた。寒冷地仕様だが付属品で、目立つのはスノータイヤまたはスパイクタイヤぐらいだった。


これら冬季タイヤ(スタッドレスタイヤ)の価格以上の差があり、何処が異なるのか尋ねても、どのディーラーもバッテリーと不凍液のほか明確な答えは無く、ユーザー側もこんなものと納得の様だった。

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いろいろ意見を集約したり研究を重ねると、当時の内地使用ガソリン乗用車は40AH程度のバッテリーだったが、寒冷地仕様は60AH(前後)と大型だった。ディーゼル車などは大きく別ものだった。

その他ヒーターが強力で、エンジン下部のアンダーガードとか、冬用ワイパーやチェーンなど付けて、ドンブリ勘定的でもあった。やはり安全運転に関わるデフロスターやワイパーに、リアデフォーガー(後部ガラス曇り止め)は必要だった。


青函連絡船も寒冷地がホームグラウンドであり、寒さの対策はいろいろ工夫されていた。ブリッジ前面のガラスが凍らないように、内側からは強力なヒーターがあり、外側には塩分や汚れを洗うよう、温水シャワーが装備されていた。

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暴露部の機器などの一例では、ウインドラス(揚錨機)のブレーキが利かなく、アンカーチェーンの落下や止まらず危険なので、ブレーキの凍結防止装置を施していた。



船には清水や温水も含め、たくさんのパイプが縦横無尽に巡らされている。これらが凍結すれば破損や漏水の原因にもなるため、通常より強めのラッギングなど保護されていた。


もちろん最高の安全が求められる、旅客乗降設備に始まり、貨車搭載作業関連などあらゆる個所に防寒措置は、直接見える設備や見えない部分もあった。


航海設備と同じように、いくら良い設備があっても運用は人がする。やはり冬期は注意力が必要で、安全分科会などで喚起を強めていた。


通勤途上に有名な湯の川温泉地帯を歩くことが多かったが、湯のせいで雪が解け滑りやすく転倒の恐れもあった。凍った面に新雪が積もれば顕著だった。


四国の平地で水道が凍り、水が出ないことはほとんどない。厳しい寒波が近づき少し気がかりになり、屋外用のコックを捻ってみると危なそうだったので、その辺りのウエス類で覆った。ほとんどラッギングなど少なく、水道管は無防備である。


函館市は凍結深度が50〜60cmだったし、防寒対策がしっかりしていた。もちろん冬はここから上は凍結の恐れがあり、水は全て落としておかねばらななかった。


北海道の経験を生かさず、危うく恥ずかしいことになりかねなかった。日常生活より函館や青函連絡船を思い出すひと時でもあった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
北海道が寒い事は判っている心算でしたが、車の耐寒仕様や連絡船の防寒対策等色々と、此方では考えられ無い様な厳しい環境が良く判りました。


mukasinohito
2017/04/05 22:47
北海道で函館など道南地方は、寒さが厳しくないと言われていました。
それでも本州とは差があるようでした。寒冷地対策も生活の知恵からでしょうか。
他にも住宅は、断熱材の厚みが倍ぐらいとか、窓ガラスが二重になっているとか、いろいろありました。
towadamaru7
2017/04/07 23:14

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