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zoom RSS 青函連絡船の思い出と我が人生航路 426

<<   作成日時 : 2017/08/03 15:50   >>

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    すばらしい星空


暑さが厳しい時期であるが、近年は尋常でないほど高温であり、さらに湿気が多く、不快な気分にさせられる。


かつて赤道直下のアフリカや、砂漠に囲まれたペルシャ湾ほか、名だたる灼熱の地に寄港の経験もあるが、四季に恵まれた中緯度の日本には合わない。

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古くはSLや製鉄関係は、高温の作業が避けられない。実は身近な船の中にも、暑さと切り離せないパートがある。


機関室をホームグラウンドに、機関の運転操作、整備、監視などに当たる。船の心臓ともいえる、最も大切なエンジン全般を受け持ち、C/E(チーフエンジニア 機関長)指揮の元に、とどまることなく動き続けた。


青函連絡船は津軽丸型から、総括制御室が設置され、環境も改善された。それまでの在来船では、高温と騒音の激しい、エンジンルームの労働は非常に厳しく、難聴など職業病も珍しくなかった。


エンジンにトラブルがあれば、船の安全は保たれず、このように縁の下の支えこそ、目立たないが大切なものだった。われわれ航海士は見晴の良いところに位置したが、おなじ海の上で働きながら、海を見ることが出来ない乗組員を考えてこそ、一人前のオフィサーだった。


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そのような状況で、いささか不謹慎でもあるが、ブリッジには意外に気付きにくい、素晴らしい光景があった。普通は周りの景色であるが、夜空に輝く星の美しさも格別だった。


ブリッジが広く覆われた青函連絡船よりも、太洋航行の一般商船に分があった。ゆったりロマンを味わい、天測に関わる環境にもあった。


航海士ならば著名な星は知っているが、主に形で覚えていた。青函連絡船ではワッチ中に、ブリッジ後部に出て、星空を見上げる機会が時々あった。

たとえばベガ(織女Vega)、オルテア(アルタイル 牽牛Altair)、デネブ(Deneb)は、北半球に堂々と大きな三角形を形成し、天測にも都合よかった。


神話や物語に星の話は多く、七夕伝説として語り継がれ、本も多く詳しくは譲りながら、航海術の面から思い出してみたい。


天体を考える場合に、地球を中心にそのまま延長したものが、天球と言われる想像の大きな球である。すなわち地球の赤道の上の天球に、天の赤道があり、極についても同様に、大きな球と考えればよい。


天球は星が並ぶ地球の拡大版のようなもので、自分の位置を天球まで伸ばした点を頂点と言う。頂点から見下す(投影)円周が地平圏になり、これが水平面図(地平面図)でもある。星など天体は天球の半分に当たり、上方の半円(180度)が見えることになる。



地球にも緯度と経度があるように、天体も同様に赤緯や赤経(表示法は異なる)で、位置が分かる。例えば北緯35度に居れば、北半球の星は見えるが、南半球の星は端的にいえば、赤緯が南緯55度までしか見えない事になる。


従ってサザンクロス(南十字星)などは、八重山諸島や小笠原諸島など南の地方を除き、日本各地で見る事は出来ない。大気の状況などいろいろな条件で、一概に言えないが南緯60度付近にあり、日本では北緯30度以北では、見ることが出来ない訳である。


同じ南でも乙女座のスピカ(南緯11度付近以下同)、おおいぬ座シリウス(16)、さそり座のアンタレス(26)などは、季節や時間帯にもよるが、南の空に輝くのを見る。


船に限らず街の明かりが届かない陸上で、星の綺麗な場所は多いだろう。星はロマンを感じ、希望を与えてくれそうだ。チョピリさざ波の目立つ恋人や夫婦も、一緒に夜空を眺めれば、円満に針路を保て、良い人達は更によくなるだろう。

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コメント(2件)

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「夜空に輝く星の美しさも格別だった」とありますが、大洋航行中の船舶から星空を見上ながら、神話を思い、ロマンを感じながら過ごす時間、それはさぞ素晴しかったでしょう。
mukasinohito
2017/08/09 21:33
やはり星を見るには、太洋航行中だろうと思います。
気分的にゆったりすることが、大切かも知れません。
ただあまり神秘的で、引きずり込まれないようにしなければならないでしょうか?
towadamaru7
2017/08/10 22:17

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