青函連絡船の思い出と我が人生航路 528
若さこそ
昨年から将棋界は藤井七段という、若きスーパースターの話題が、持ちきりで今なお続いている。親戚筋のような同じ棋界と呼ばれる、囲碁界は話題性で後塵を拝する形である。
今年に入り小学4年生の少女が、4月に史上最年少でプロ入り決定を、日本棋院から発表された。将棋の羽生善治九段と共に、国民栄誉賞を受賞した井山裕太五冠の栄誉に続き、囲碁界にとり明るいニュースである。
函館八幡坂から港を望む
一説に国内の将棋人口は約1000万人、囲碁はおよそ600万人などと云われることもあるが、プロは一握りの選りすぐられた人たちで、ほとんど全てアマチュアである。もちろん同じ段位でも、特別なアマチュアを除き、実力は月とスッポンほどと云われる。
将棋は四段から上がプロと云われ、三段以下の奨励会所属はプロではなく、さらに女流棋士は一線を画している。四段以上のプロにとっても、C級2組からA級まで5段階の順位戦と、非常に厳しさがある。
プロの囲碁棋士は初段以上であり、男女の区別もなく同じ条件で対戦する。世界的な囲碁人口は何千万単位で、ほとんど日本が主体の、将棋よりはるかに多くなる。
このように将棋と囲碁は制度や仕組みも異なるが、強いて言えば将棋の方が厳しそうである。私も囲碁はまあまあやるが、将棋は子供の頃に覚え進歩が少なく、たまに詰め将棋を解くぐらいである。技量を別に観戦者としては、双方のニュースや出来事には注目している。
先の国会の委員会の質疑で、何千億の世界に、ある大臣が「1500円」と回答までは愛嬌かも、その後USBフラッシュメモリーにも詭弁が続き、会場の笑いを買った。大目に見ればよいが、それにしても「おじさん聞かれるから、それぐらい覚えといてよ」と言いたい。
この大臣を擁護するつもりはないが、ひな壇の上座で答えるのは、質問するより何倍もきついし、勉強して居なければ対応できない。ここに限らず官庁や企業など同様である。青函連絡船の会議も、管理部門は大変だっただろう。
国や政府を船に例えるケースが、多い事はたびたび書いているが、ここで船の責任者の立場から逆を観察する。
青函連絡船の業務では常に厳しい見方をしていたし、国や政権にも同じ考えで臨んでいる。しかし少し好意的にみれば、大日本丸(国)は割に順調な航海を続けているのだろう。
船長(首相)の舵取りはほぼ適切で、乗組員(国民)の信頼(支持率)も平均し、太洋(長い)航海が続いている見方が妥当なのか。
裏を返せばお金がないなか、社会保障費は膨らみ、隣近所は訳の分からない人達で、まともな話にならない。これは誰がリーダーでも、大変難しいが、一定の支持率はバロメーターかも知れない。
あとは船長が任期満了になり、下船後に船内がぐちゃぐちゃにならず、しっかり秩序が保たれている事を願いたい。
現首相も若くして就任したが、かつてケネディ大統領は43歳の若さだった。日本の政界にも若いリーダーが、ひしめき合うようになれば、よどみから抜け将来への期待が高まるだろう。
若いから良いのでは無いが、つい棋界の若いスーパースターの出現から、USBうんぬんの政界でも夢を重ねたい。いずこも人の循環により、成長や発展するのだろう。
青函連絡船で心残りのひとつに、若い人達を十分に育てられなかった。部分的にも十和田丸の最後(臨時運航を除く)の船長になり、次の船長や機関長に引継ぎができなかった。青函連絡船廃止で物理的に無理と承知しながらも、複雑な思いだった。
青函連絡船 第50番目の 十和田丸(二代目) 客貨最終 50/56残り少なく


この記事へのコメント
残念ながら現在の実力からすれば、勝負にならないのでやむを得ないと思われます。
因みに女流棋士で抜群の実績をほこる、里見女流名人(四冠)が男性に混じり、三段リーグで頑張っておりましたが、年齢制限であと一歩プロすなわち四段になれなかったようです。
大日本丸もシケが強くなりつつあるようですね。