青函連絡船の思い出と我が人生航路 574

     命を預かる

めちゃくちゃ忙しい日々が続き、情報の処理に苦労するのは、人生航路の特徴でもあり、大時化のなか海上模様が知らされ、判断に苦しむ津軽海峡の航海に重なる。

常に申しているように、航海も人生もついているときは、ほどほど回っていく。同じく忙しい時は集中し、暇なときは何をするか、偏りやすいものであるが、平均してほしい思いである。

ハリスト教会と八甲田丸.jpg
       ハリストス正教会から函館港

青函連絡船の運航中に、急病人が発生した時の対応にふれた。一義的には乗客のお医者さんや、看護師さんに協力をお願いした。船の立場では運航を狂わせず、虫の良い方法かも知れないが、乗船されているか確かではなかった。

よほどの危急でない限り、引き返すことはないが、まったくゼロでもなかった。これに関連し第362話で、中ほどまで行けば、目的港へ急行するしかない旨を載せた。

さらに突っ込み考えると、仮に上り便の出港後45分で引き返すとなれば、船長は折り返した場合に、函館湾口到着の推定時間、出港船の有無、函館岸壁または有川岸壁の空き具合等、瞬時に考える。さらに青森港着及び列車接続の、可否など連絡を取り合う。

自分でわからなければ、航海士に調べさせる。判断が3分遅れれば約1海里(1852m)走り、往復で2海里遅れてしまう。これらを考慮すれば、相当ロスが出るため、3時間50分航海では、急行することが現実的だった。

いずれにしても何かあれば、船長は考えることが多すぎるし、時により勘を働かせることも必要だった。

人の命を預かる立場では、当然であろう。新幹線、飛行機、バス等の操縦者は、さらに厳しいと思われる。

医療や介護に従事する人たちは、直接に人命を左右するため責任も重い。自分や家族に関わる身近な所では、一生懸命に務める姿しか見ることはなかった。

一方で携帯電話各社の店頭、スーパーなど販売店、下位クラス宅配便、保険会社、etc.とのかかわりが、冒頭の気象情報のよう多かった。偶然かも知れないが、少し違和感があったのは、命にかかわらないためと思った。

img750.jpg
        庭のアジサイ

うるわしきスーパーレディお三方へ、伝言があり緊張した。それぞれ要職に多忙のため、出直すところが一度に面会できた。青函連絡船で言えば、晴天の静かな津軽の海を、滑るように順調な航海できたようだった。

先ほどオホーツク沿岸の町の人に続き、函館の知人と電話で話した後に、四国から道内ドライブに出た知人が、最北端の稚内に着いた電話をもらった。

何と3日前に高松を出発の、80歳を超える女性が運転の、家族ドライブとは、高齢者運転事故に、暗くなりやすい中のこれら朗報にあやかり、我が人生航路も前方が開けてほしい。


この記事へのコメント

mukasinohito
2019年07月21日 21:35
乗客の安全を第一に考える職場と物販の職場とでは、対応が違うのも仕方の無いことだと思います。乗客に病人が出た場合医師や看護師さんが同乗されていて処置して頂けたら助かるでしょう、船長としての判断で3時間50分の航海では、目的港へ急行するのが、云われている様にベストだと感じました。
towadamaru7
2019年07月21日 23:34
それほど急を要する病気が、あらかじめ分かっていれば、プロの付添え人とか、それなりの対策をとって乗船されることも、必要かと思います。
何といっても他のお客様に、迷惑をかけることになります。
そのまま目的港へ向かえば、ロスタイムがなく、当然速力を上げるので、早く着くことになります。
引き返せばあまりに遅れすぎ、接続の可否は、大きいでしょう。