青函連絡船の思い出と我が人生航路 576

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窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)


道東から季節限定の珍しい物が届き、送り主に覚えこそあれ驚いた。函館のご両親にはお世話になっているが、じかに接する機会はほとんどなかった。


僅かに新入社まもなく、提携クレジットカード紹介ノルマに、お付き合いぐらいしかなかった。直接お礼を言いたかったが、仕事中だといけないから、表示の番号へショートメールを送った。


のちほどわざわざ電話をくれ、会話を通し驚くほどの成長ぶりを感じた。珍味はありがたいが、より人間性に喜びがあった。


逆に自分を振り返り、同年代での未熟さを恥じる思いがある。近所で年長の彼のおじいさんに、少しの行き違いから失礼があった。


のちにおばあさんやお母さんと、妻の間で絶え間ない気遣いから、懇意な間柄になり、妻たち函館を離れても、お互い特別親しいお付き合いである。


わが失点をみんなでカバーしてくれたが、頭が上がらず恥ずかしい思いであった。途中入社のため船の仕事では、厳しい対応が続き、悪気がなくてもストレートに悪い癖もあった。


外国航路は居住区と仕事場が同じため、特に対人関係がむつかしかったが、その点で青函連絡船は、半々ぐらいの比率だった。


船は安全という至上命令があり、時には職掌の順に厳しい命令や、違反には注意しなければならない場合がある。


時には侃々諤々やり合うこともあり、和気あいあいと、いかないことが少なくなかった。職場でも家庭でも、人を叱ったり喧嘩など疲れるため、避けたいのが人情である。


どうしても叱らなければならない時は、「窮鼠猫を噛む」のことわざのように、必ず逃げ道を開けることが必要で、雁字搦めに追い詰めてはならない。


現在社会で事故や事件が多く、もちろん起こす方が悪い。擁護する気はないが、人は食っていけなくなれば、何をするか分からないから、被害に遭わないため、社会全体で対応が要る場合もあろう。


船の航海のように指針があれば、正しく対応できるが、人生航路は十人十色で、非常に難しい。ともにいえるのは、良い乗組員と絶妙のチームワークかも知れない。


厳しい人生航路にむつかしい舵取りが続くが、いっそのこと青函連絡船のように、ウヤ(運休)あるいはテケミ(天候険悪出港見合わせ)ができるならば・・・・・。


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この記事へのコメント

mukasinohito
2019年07月24日 22:43
「窮鼠猫を噛む」のことわざのように、必ず逃げ道を開けることが必要で、雁字搦めに追い詰めてはならない。」これは金言でしょう。自分の過去を振り返って見て、余裕のある場合ならばそのように対応出来たと思いますが、常にそのように対応する事は非常に難しく、殆ど駄目だった様な気がします。人生にウヤ、テケミあったら本当に良かったと思います。
towadamaru7
2019年07月25日 21:17
自分の方針がかなり厳しかったので、なるべく逃げ道を残すように、心がけましたが、なかなか思うようにならないことも、あったと思います。
船の航海は何とか、やり遂げたと思いますが、人生航路も最大の難関に、針路をとっているかもしれません。ウヤしたいですが、これまた・・・・